砂泊さんの場合
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10Base-Tと100Base-TXの混在環境でのDOSネットワーク

今回こちらのページを参考にさせていただき、OSなしの中古Tp235にWin98SEのインストールができましたので、なにか参考になれば、と思います。

<機器構成>
ノートPC:Thinkpad235(20J),NIC:planex FMW-3600-TX(100Base-TX)
デスクトップ:自作AT互換機(Piii550,pioneer DVD-104S),NIC:planex EMW-8300-T(10Base-T)

(1)ブートFDの作成

とりあえず、日本語環境で作業をしたかったので、ブートFDは日本語キーボードの使用と日本語表示ができるようにします。また、Tp235にはリカバリCD等のソフトウエアの付属品は全くなかったので、NIC付属のカードイネーブラを使用します。私の場合はmskahnさんの記事にあるlanen.exeを使用しました。FDのファイル内容はいなださんが作ったものにlanen.exeを追加した以外は同じです。んで、Config.sysはこういう感じになります。
 

DEVICE=LANEN.EXE
DEVICE=HIMEM.SYS
BUFFERS=20
FILES=30
DOS=HIGH,UMB
DEVICEHIGH=EMM386.EXE RAM /X=CC00-CCFF
LASTDRIVE=Z
DEVICEHIGH=BILING.SYS
DEVICEHIGH=JFONT.SYS /MSG=OFF
DEVICEHIGH=JDISP.SYS /HS=LC
DEVICEHIGH=JKEYB.SYS
DEVICEHIGH=ANSI.SYS

※Lanen.exeはハイメモリの前で記述しないとシステムにマウントされないようです。

この状態で起動すると、LANカードが認識され以下のように表示されます。

 I/O Base = 0x0300, IRQ = 11, Slot = 0(カードスロット番号)

(2)セットアップディスクの作成

セットアップディスクはmskahnさんの記事の通りに作りました。ドライバがLe100.dosに変わっている以外は全くそのまま使わせてもらいました。
この状態でWorkgroupConnectionをセットアップし、ネットワーク接続に挑戦です。

(3)問題点

Win98のファイルのコピー元となる自作機とは手元にあった変換コネクタを使ってクロスケーブル接続してありました。
この時点で初めて問題が発生しました。ネットワークが参照できないのです。

 Error 6118 The list of servers for this workgroup is not currently available.

いくらやってもこのメッセージがでてそこから先へは進めません。

(4)解決

何度かハードディスクにWorkgroupConnectionをインストールし直すなどして再トライするも全く同じ状態になるので、最終的に私が疑ったのは接続、通信の状態でした。
LANカードにはたいてい通信状態を示すインジケータがありますが、そこを見たところ通信モードがどうも100Mbs,full duplexに設定されているようでした。
結局、10/100の切り替え機能がついているスイッチングハブを購入し、これを介してデスクトップと接続したところあっさり認識されました。ログオン直後でしたがほとんど待ちなしで表示されたのでかなり拍子抜けしました。

やはりデスクトップとの接続速度などが障害になっているのだろうとは思いますが、正直言ってどこでそうした情報を入れれば最初のクロスケーブル接続で成功するのかわかりません。おそらくWorkgroupConnectionのインストールを行う際にそこいらを設定できれば問題は解決できるでしょうが、そうした知識はないので、とりあえずハブコントローラの認識機能に任せたかたちになりました。

ともかくも接続に成功したので、早速オートランのファイルを除いてWin98のCDからファイルをコピーし、その後インストールを行い、無事使用可能になりました。


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