トラジイさんの場合
dragy@cam.hi-ho.ne.jp
inadaさんの記事、及び、shrimpさんの「D2F」のおかげで、MS-DOS LAN が完成し、
LANによるバッアップも成功しました。御両者(及びリンク先関係者の方々)に感謝いたします。
以下に状況報告します。

[ノートパソコン]
  Let's note  CF-S21   HDD:3.2GB   RAM:96MB
  LAN カード     IO-DATA  PCLA/TE
  DOSドライバ   PCLEAT.DOS

[デスクトップ]
  EPSON       VZ-3000
  CPU         AMD  K6/2 400MHz
  HDD1(既設) C:4.5GB  E:1.9GB
  HDD2(増設)  D:6.3GB  F:2.1GB
  RAM         128MB

1.目的
MS-DOS LAN の当面の使用目的は、「Let's note  CF-S21」のHDDがC:だけだったのを、OSの
再インストールをしないで、C:とD:の2ドライブに分割することです。
そのため,バックアップソフト「D2F」を使用して、C:を一時「EPSON VZ-3000」に保存し,
「Let's note  CF-S21」のHDDを C:1.76GB D:1.44GB に2分割後,保存データをC:に復元する。

2.手順
(1)「D2F」は日本語表示が必要なのでinadaさんの記事により日本語ブートディスク
  を作成する。これに,D2F.EXE,及び、 Let's note用「ソケットサービス,IBMDSS01.SYS」
  と,「カードサービス,IBMDOSCS.SYS」を追加する。これを「FD-1」とする。

(2)Workgroup Connection セットアップディスクのNDIS2DOSからRtsnd.dosを削除し,
  IO-DATA  PCLA/TE用ドライバPCLEAT.DOSをコピーし、「mskahnさんの記事」により
  ディスクを編集する。

(3)次ぎに、inadaさんと同じ方法でセットアップし「FD-1(1.35MB)」の完成。
 

(4)「nobsanさんの記事」により英語ブートディスク「FD-2(1.38MB)」を作成。
  (C:\DOS の700KB 程度のデータを「FD−2」にコピーする)
  
(5)「FD-1」を使用し「Let's note  CF-S21」の C:(使用量 1.2GB) を「EPSON VZ-3000」
   の E: に「D2F」により[DISKSAVE.DAT]として保存(所用時間約30分)

(6)FDISKにより「Let's note  CF-S21」のHDDを C:1.78GBと D:1.44GB に分割。
  これにより、C:\DOS が消えているので、「FD−1」ではLAN接続ができなくなり、
  「FD−2」が必要になる。

(7)「FD-2」を使用し、Xcopyにより,「EPSON VZ-3000」の E:¥DISKSAVE.DAT を
  「Let's note  CF-S21」の D: にコピーする(所用時間約30分)

(8)「FDー1」を使用し,「D2F」により「Let's note  CF-S21」の D: を C: 
    に 復元(所要時間約10分)し,めでたく作業完了。

(9)「Let's note  CF-S21」のD: に\:DOS をコピーし、「FD−1」を編集すれば、
  以後「FD−1」だけで前記作業ができるはず? まだやっていない。 
 

3.Config.sysの内容

(1)FD−1(日本語モード)

 DEVICE=HIMEM.SYS
 BUFFERS=20
 FILES=30
 DOS=HIGH,UMB
 DEVICEHIGH=EMM386.EXE RAM noems X=d000-d1FF
 LASTDRIVE=Z
 DEVICEHIGH=BILING.SYS
 DEVICEHIGH=JFONT.SYS /MSG=OFF
 DEVICEHIGH=JDISP.SYS /HS=LC
 DEVICEHIGH=JKEYB.SYS /106 jkeybrd.sys
 DEVICEHIGH=ANSI.SYS
 DEVICEHIGH=A:\IBMDSS01.SYS
 DEVICEHIGH=A:\IBMDOSCS.SYS
 LASTDRIVE=Z
 device=D:\DOS\protman.dos /i:D:\DOS
 device=D:\DOS\workgrp.sys
 device=D:\DOS\pcleat.dos

(注1)D:\DOSは、後から書き換えたもので、はじめは、C:\DOSである。

(注2)\IBMDOSCS.SYSは、不思議なことにセットアップ後消えていた。
   動作不良になるので追記した。

(2)FD−2(英語モード)

 DEVICE=HIMEM.SYS
 DEVICE=JKEYB.SYS /106 JKEYBRD.SYS
 DEVICE=ibmdss01.sys
 DEVICE=ibmdoscs.sys
 device=A:\WGC\protman.dos /i:A:\wgc
 device=A:\WGC\workgrp.sys
 device=A:\WGC\pcleat.dos
 LASTDRIVE=Z

 
 \WGC(約700MB)の内容は以下のとおり(nobsanさんの記事通り )

  NET.EXE
  NET.MSG
  NETH.MSG
  PROTMAN.DOS
  PROTMAN.EXE
  PROTOCOL.INI
  SYSTEM.INI
  CONNECT.DAT
  WORKGRP.SYS

  CF-S21.PWL    <- パスワードリストファイル
  PCLEAT.DOS   <- ネットワークドライバファイル
 

以上、いかにも簡単にできたように記したが、とんでもない!!
悪戦苦闘の記録を少々紹介します。

「悪戦苦闘その1」
はじめは、「D2F」により、MO(OLYMPUS MOS350S)でバックアップをするつもりでした。
MS-DOSの知識ゼロ、Config.sysとはなんぞや?の初心者には大変なことでした。
”D2F MO”で検索し各種記事を参考にし、約2ヶ月かけてなんとか動くようになりました。
但し、230HBのMOディスクでは、保存、復元ともOKだったが、640MBはだめでした。
MS-DOSプロンプトを使用すると640MBで保存はできる(復元は確認していない)ので、
なんとかなる可能性もあり、そのうち再トライしてみたいです。
前記1項の目的のため、230HBのMOディスク、6枚を使用してバックアップするのも
しんどく、2ヶ月間の勉強の成果?により、次のMS-DOS LANをトライしました。
幸いなことに、ディスクトップ「EPSON VZ-3000」のHDDは余裕十分です。

「悪戦苦闘その2」
当初使用したLANカードは、Corega PCC-TでDOSドライバが付属していない。
そこで、3Com,NE2000互換等、合計8種類の組み合わせで試してみました。C:\DOS,\DOS1*****\DOS7
までいきました。全滅です。多少脈があったのが「Coregaの ISA-T」用DOSドライバで、
インストール後、以下のメッセージが表示されました(和文部分は、Coregaの Readmeから引用)
 

    MAC0006: Network Interface Hardware Not Found or Not Responding
  MAC0001: Initialization failuer
  Press any key to continue...

  ※この場合、アダプタのI/OポートアドレスとPROTOCOL.INIファイル内の
   I/Oポートアドレスの指定が違っています。
   他方を、一方の値に合わせてください。
 

残念ながら知識不足でこれも断念。
ついに、\3,654を投資し、IO-DATA  PCLA/TE を購入し、一発で成功。所要期間約2週間。

Type your password から  net use により

VZ-3000 の  A: C: D: E: F: H:(CD-ROM) M:(MO) が
CF-S21   の  P: Q: U: V: W: Y:         Z:

に見えたときは感激。悪戦苦闘の成果です。勉強になりました。
なお、RとSは、「D2F」で保存、復元、のコマンドに使用しているので
安全のため欠番にしました。

                         2000.4.18 ドラジイ  dragy@cam.hi-ho.ne.jp


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