動作確認はWindows 98/NT4.0-SP3,5,6で行っております. Windows95でも動くと思います.
とりあえずダウンロードして解凍して下さい.
ウィンドウ画面は以下のような感じで,画像をクリックするとフルサイズで表示されます.以下の説明は読まなくても,とりあえず使い方はわかると思います.なんだかんだ言ってWindows版が一番使いやすいです.ただ変換速度が遅い(と言っても十分使えます)ですから,大量の文書を一挙に変換したいと思う方(そんな人いるのか)はstdio版などの使用をお勧めします.
解凍後するとフォルダができます.そのフォルダの中身を見て下さい.開発途中は長崎弁のことばかり考えていましたので,実行ファイルの名前は「nagasaki_gui.exe」になっています.こいつをダブルクリックして起動して下さい.
非常にシンプルに分かり易く作ったつもりですが,必要最小限の機能はあると思います.特に使用方法を解説するまでもないと思います(そうでないとGUIで作った意味がない....).ボタンやウィンドウにマウスカーソルを持っていくと,バルーンヒントが表示されます.それでわかると思います.
最初のバージョンからの変化は,起動時に,同じフォルダにおいてある辞書名を読み込むようになりました.コンボボックスをマウスでクリックすると,辞書が選択できるようになっています.
ですから,新たに辞書を入手したり製作したりした場合,拡張子を「dic」としてプログラムと同じフォルダに入れておくと,それも起動時に自動的に読み込むようになります.
現在はこちらに記してある辞書をデフォルトで添付させていただいておりまして,起動時にファイル名を読み込み,簡単に選択できるようになっています.使用させていただいている辞書をご製作になられた方々に,心より感謝いたします.
「辞書ファイル選択」ボタンを押すと,ダイアログボックスからファイルを選択できます.
「blank区切り」をチェックすると,これまで普及していたosaka.exe用の辞書がそのまま使えます.osaka.exeでは辞書の原文と対応文がblank文字(半角スペース)で区切られていますので,それに対応しています.
「あなたの標準語」では,区切り文字がTab(タブ)文字になっています.原文や対応文などに半角スペースを使用するケースはけっこうあるのではないかと思ったからです.特に英語なんかも混ぜ出すとそうなのではないでしょうか.
次に入力文書を作成して下さい.「入力文書」の窓(メモ帳と同程度の機能)に自分で標準語の文章を入力することもできますが,テキストファイルやHTMLファイルをドラッグ&ドロップしてやると,そのまま変換してくれます.こっちが楽でしょう.
また「ドラッグ&ドロップ時の変換設定」という項目が右上にありますが,これは要するに入力文書をファイルから読み込んで,さらにその場で編集を加えたいというときのことを考えて作りました.「変換ボタンを押すまでは変換しない」をチェックすると,テキストファイルをドロップしても「入力文書」の窓にテキストが表示されるだけで,変換は開始されません.
入力文書保存ボタン,出力文書保存ボタン,クリップボード積み込みボタンなども一応付けてみましたが,あんまり使わないでしょうね(苦笑).あ,でも「入力文書クリア」ボタンはけっこう使うかもしれません.このボタンを押すと入力文書窓をクリアしてくれます.押した瞬間に消えてしまいますから注意して下さい.
また,ウィンドウの一番下にあるステータスパネルには変換が終了した行番号が表示されますが,入力文書窓における行数ではなく,改行コードがあるところ(リターンキーを押して改行したところ)までを一行と数えているので注意して下さい.
みなさーん,辞書作って遊んで下さいねー.簡単ですよー!
開発環境:OSはWindows NT 4.0 WS SP 6,コンパイラはBorland C++ Builder
4 です.
動作確認:Windows 98/NT4.0SP3,5,6( Windows95でも動くと思います)
というわけでWindows版というのは,そのエンジン部分に Borland C++ Builder 4 でGUIをかぶせただけのものです.
変換エンジンにSTLのvector,C++から導入されたstringというクラスを多用しました.この実装がどうもBuilderは正直に(?)行っているらしく,Visual C++ や GNU C++ でコンパイルした場合と比べてかなり動作がかなり遅くなっています.
かなり長い文章もstdio版なら本当に一瞬でこなしてしまいますが,Builder版はそれに比べると非常に遅いです.
Windows版は Visual C++で作るべきだったのでしょうか.でもVCはよくわからんのですよ.作ろうと思えば作れるのでしょうが,そこまで労力を割く気にはなれませんでした.
また,Windows独自の機能を私はまだよくわかっておりませんで,さらにBuilder独自のコードの書き方もよくわかっておりません.というわけでコードには自分でも納得がいかない部分がけっこうあります (^^;.